プラスチック異形押出を土台にした各種樹脂加工技術を駆使し、創造と進化に挑戦します。


ハッポー進化論
創業期
 当社は発泡樹脂を利用した製品の開発と販売を目的として1968年に設立されました。設立当初は異形押出発泡製品の用途は狭く、着物の反物を巻く芯や、ショールームなどのディスプレイ用材料、小学校低学年用の工作材料などが主な生産品目でした。
 創業から数年間は、当社でも合成樹脂製品をどう活用していくか、用途を模索していた時代でした。様々な会社に製品サンプルを持参し「これ、何かに使えませんかねぇ」と相談したり、その会社のカタログをもらって「この製品のこの部分を合成樹脂に替えましょう」と提案したりという営業をしていました。そして、この努力が着実に実を結び、幅広いジャンルの製品をつくるようになっていきました。

 流し台の扉用の飾りとして開発された『モールドライン』はABS樹脂を使った製品としては当社の記念すべき第1号です。
 当時はまだ、発泡用の原料すらつくられていない時代。まだ手の着けられていない未開拓の世界への挑戦だったといえるでしょう。 そこで、原料メーカーと手を組んでの二人三脚の開発が始まりました。なかなか安定した形状、表面 状態が得られず苦労の連続。しかし、「開発バカ」との異名をとる当時の工場長が、昼夜を問わず開発に没頭した甲斐あって、たったの2年という短期間(!?)のうちに製品は完成をみたのです。
 ちなみに、『モールドライン』を採用した流し台は大変人気を集め、システムキッチンへの発展の土台となりました。

 様々な種類の製品をつくっていたものの、それぞれの生産量はさほど多くなく、爆発的に売れても一過性のものに過ぎませんでした。このころの当社では、会社の経営基盤そのものを支える柱となるような製品を開発することが最重要課題となっていました。
 そこで新しく始めたのが家具用の部材の製造。そしてそれが、現在の建材メーカーとしての第一歩となったのです。

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